よくある質問

仏壇・仏事のプロが疑問やお悩みにお応えいたします

仏壇や仏具に関するお悩みやお困り事がございましたら、豊富な専門知識を持つ仏事のプロにご相談ください。仏壇の向きやお手入れ方法など、ちょっとした疑問やご不明点はございませんか。お問い合わせが多い質問をQ&Aに掲載いたしましたので、気になるお悩みの参考にご覧いただけます。

どうする?こんな時…

  • 私は分家ですが、お仏壇を持ってもいいのでしょうか?

    お仏壇は全ての家庭にあるべきです。いのちの流れを受け継いでいるのは、何も本家だけではないはずですから…。お仏壇はお位牌ではありません。また仏教徒たるものは、ひとり残らず自分の信じるところに従ってお仏壇を持ち、朝夕感謝の気持ちでご本尊に向かってお参りしたいものです。

  • お仏壇の向きは、どのようにすればよいですか?

    理想をいえば仏壇に立派なお仏壇があるのが望ましいといえます。しかし今は住居の環境が昔と変わってきて、なかなかそうはいきません。あまりそうしたことにこだわる必要はないでしょう。親しめる場所、粗末にならぬ場所、清浄な場所の三原則を守っていただければ充分だと思います。大切なことは、お祀りをしようという私たちの心の問題です

  • お仏壇や仏具類を求める吉日は、特別にあるのですか?

    お仏壇や仏具類を購入するのに、いつという日はありません。故人の命日、結婚記念日、子供の生まれた日などの記念すべき日に求められるのも、ひとつの方法です。また、ご先祖様を偲ぶのにふさわしいお盆とか、お彼岸の日にお求めになるのもよいでしょう。蓮如上人は「仏法は急げ急げ」とおっしゃっています。思い立った日こそ吉日ではないでしょうか。

  • お仏壇のお手入れは、どのようにすればいいのですか?

    お仏壇は、ご本尊やご先祖様をお祀りするところですから、いつも清潔にしておくことが大切です。お手入れは、月に一度くらいの割合で、まず中に納めてあるご本尊や仏具類を取り出し、上等な毛ばたきでホコリを払って下さい。そして、シリコンを薄く塗り、乾いてからは柔らかい布でから拭きします。また金仏壇の金箔の部分は特に注意して手で触ったり、こすったりしないように、毛ばたきでホコリを払うだけで充分です。

  • 自宅に神棚がありません、神棚を設置した方がよいのでしょうか?

    日本は八百万の神の国といわれ、古代から様々な神を祀ってきました。家庭や職場においても、神棚は伊勢神宮の天照大神、氏神、その家に関わる神様をお祀りします。家族の安泰や日頃の生活に感謝し日々お祀りするべきです。

お仏壇の修理・修復 作業工程

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1.パーツ単位ごとの解体作業

部品単位で作業を行うため、細かい場所のホコリやゴミなどを取り除きます。隅々の小傷も修理できます。
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2.欠損部品・不足部品の制作

欄間彫刻の欠損部品の補修、ローソク及びお線香による焦げなどの修復、ペットによる傷の修復など。
※同一状態のデザインとは異なりますが、近い状態まで修復いたします。
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3.洗浄洗い

細かいホコリやゴミ、古くなった塗膜を洗い流します。この作業をすることにより、お仏壇に付着した油膜を取り除くことができ、きれいに塗料を吹き付けることができます。
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4.小傷や凹み修理

打ち傷、すれ傷、トメ切れなどを修理します。
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5.中塗装工程

中塗りをすることで、お仏壇全体の色を合わせていきます。生地の状態で一番色の濃い部分に合わせることになりますので、お預かりした時よりも若干の色の違いが出ると思われます。
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6.唐木以外の交換工程

金紙・紗は全て取り替えになります。この際に同じ色・図柄でご用意することは難しいので、同クラスのもので対応させていただきます。金具は基本的に現在付いているものを洗浄して使います。腐食や錆が酷いものもあり、現物を洗浄するのが難しい場合もあります。 また、丁板のサイズが現行のものと異なることもあり、やむなくサイズやデザインを変更して取り付ける場合がありますので、ご注意ください。
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7.最終工程

全体を組み立て、色・艶を合わせて仕上がりです。